「投資を始めたい!」
「資産運用について学びたい」
といったニーズは、日本でも大きくなりつつあります。
かつて、日本ではバブル崩壊という大きなネガティブイベントがあったため『投資=危険・ギャンブル』といったイメージが強いですね。
しかし、投資は本来、お金に働かせてお金を増やすという資本主義の基本となる行動です。
実は、貯金しかしていない人も『日本円』という資産を使った投資に参加しているのです。
銀行預金にお金を預けているという事は、日本円を銀行に預けて利息を貰っている…という運用になります。
しかし、日本の金利は0.1%程度なので、銀行に預けていても、なかなかお金が増えないですよね。
アメリカやオーストラリアでは、銀行に預けると2%前後の金利がつくのですから、日本だけ明らかに金利が低いです。
つまり、日本円を貯金で運用するという事は、諸外国に比べて非常に低い金利で資産運用をしている…という事になるのです。
日本円は安全ですし、預貯金は1000万まで保障されていますから、リスクはほとんどありませんが、それでも0.1%は低すぎです。
だからこそ、投資・資産運用について勉強をして、銀行預金以外のお金の増やし方を学ぶ必要があるのです。
世界では貯金だけでなく投資も無理なく行い、資産運用をしていくのがスタンダードであり、欧米では学校で金融を教えているケースも多いです。
私達の年金も、政府が資産運用をしており、年間2%ずつ着実に増やしています。
「投資が怖い…」
「やってみたいけど、周りでやっている人がいないし不安」
というネガティブなイメージを改めるためには、まず投資の仕組みとやり方について正しい知識を学ぶ必要があります。
そこで今回は、投資初心者におすすめの本をまとめて紹介します。
目次
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
この本は、投資初心者の主人公が、金融機関12社に勤めた経験がある金融のプロ『山崎元氏』にお金の増やし方(投資)を教えてもらう…というシナリオを、会話形式で描いた本です。
会話形式で、本当に1から分かりやすく投資の仕組み、初心者向けの投資信託について紹介してくれるので、初心者のみならず投資経験者にも非常に評判が良い本です。
「お金を増やしたいなら銀行に相談するな」
「投資すべき価値がある商品は、実は3つくらいしか無い」
「手数料ぼったくり商品は買うな」
など、ザクザクと切り込んで書いており、本当に読者の利益第一に書いている事が分かります。
残念な点は、超初心者向けなので、踏み込んだ知識は他の本で補填しなければいけない…というところです。
しかし、投資に必要な仕組み…特に、私が推奨している先進国株式インデックスに関する基礎知識はしっかり書かれているので、一読の価値ありです。
私の投資スタイルについては下記の記事を読んで下さい。
・先進国株式インデックス+南アフリカランドの投資で年利回り10%を目指そう
投資のはじめ方(おすすめの証券会社、投資信託の買い方など)もしっかり書かれているので、投資が本当にサッパリ分からない方は、まず、この本を読んで投資・資産運用について勉強をすると良いでしょう。
コミックでわかる 20代から1500万円!積み立て投資でお金をふやす
こちらはコミック形式で、20代向けに書かれた積立投資の教本です。
積立投資とは? 投資でお金が増える仕組みって?
など、投資をするメリット・デメリット。積立投資のやり方など、初心者が知っておくべき知識を一通り描いています。
コミック形式なので活字を読むのが苦手な人でも、スイスイ読めます。
ただ、こちらも上記の本と同じく、初心者向けなので踏み込んだ内容までは網羅していません。
あくまで投資の入り口として使うようにしましょう。
一番やさしい!一番くわしい! はじめての「投資信託」入門
こちらは、投資信託について書かれた本です。
上記2つの本よりも、投資信託により踏み込んで描かれており、投資のリスクや、アクティブファンド・インデックスファンドの違いなど分かりやすく描かれています。
やや文量が多いため、上記2冊よりも読破に時間がかかりますが、投資信託について1から10までしっかり理解したい!という方は読む価値ありです。
外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話
この本は、投資のみならず経済や金融の話題、債権と株式の違いなど、より踏み込んだ内容まで書かれているので中級者向けになります。
プロの外資系金融マンが「子供に投資・金融を教えるなら何を教えるか?」という視点で書いており、投資から世界経済の見方、資本主義の仕組みまで、しっかり書かれています。
投資・資産運用をより学ぼうとすると、どうしても金融、資本主義社会の仕組み、お金の流れといった『マネーの知識』が必要になります。
経済・金融に関する専門書は難しく、素人には読解が難しいですが、この本は非常に分かりやすいので「もっと投資や金融、経済について知りたい」という方にオススメです。