純金積立のメリット・デメリットまとめ。ゴールドへの投資はお得なのか?

純金(ゴールド)に投資をしてみたいけど、本当にお得なの? と疑問に思っている人は多いですね。

純金は「守りの資産」と呼ばれているように、価格が安定しており、また暴落時や世界情勢が不安定になると価格が急上昇する投資商品になっています。

いつの時代、どこの国でも金を使った貴金属(アクセサリー類)の需要は一定数あるので、世界経済が成長し続ける限り、純金価格は安定して推移するでしょう。

純金は、採掘量が決まっており、供給が急激に需要を超える事は滅多にありません。また世界各地、どの通貨とも安定して取引出来ます。

純金への投資というと、毎月決まった額、純金を購入していく「純金積立」が一番メジャーな投資方法です。

純金積立コツコツ…というフレーズは、田中貴金属のテレビCMでお馴染みですね。

「私も金をコツコツ積立しようかな?」

と思う人もいるでしょう。

しかし、本当に純金積立はお得なのでしょうか?

今回は、そんな純金への投資、純金積立のメリット・デメリットを紹介します。


純金積立のメリットについて

まずは純金積立のメリットについて紹介します。

金に投資するメリットは、何と言っても価値が安定していることです。

金は、暴落や金融危機が起こった際、資金の逃げ場になる傾向にあり、リーマンショックをはじめ金融危機が起きた時に、必ず価値が上昇しています。

▼ 金価格(円基準)長期チャート

株のように、急激に含み損が増えて不安になる心配がありません。

むしろ暴落が起きることで金価格が上がるので、金を保有する人は暴落時に一番特をするのです。

そして、金はインフレにも強いです。

以前、記事で紹介したように、長期的には円安トレンドを描くと予想しています。

・日本は今後、長期的に円安トレンドになっていく!その理由と根拠を解説します

円安になった時、同時に物価も上がる「インフレ」あるいは「スタグフレーション」が起こりますので、インフレ対策として金に投資しておくと円安になった分をカバー出来ます。

円が安くなればなるほど、金と円のレートも連動して動きますからね。

さらに純金積立の場合、毎月コツコツ購入していくので、ドルコスト平均法の働きが期待出来ます。

ドルコスト平均法によって購入単価を平均値におさえる事が出来るため、純金価格の変動によるリスクを減らす事ができます。

ドルコスト平均法についての解説はこちら。

・ドルコスト平均法とは?やり方と長期投資にオススメの理由を紹介

一括で金を購入してしまうと、いざ金価格が急激に落ちた時、不安になってしまいますからね。

金は株などに比べると値動きが緩い分マシですが、それでも含み損が出るのは心理的に良いことではありません。

「投資商品の値動きに一喜一憂したくない」
「円がダメになっても安心出来る資産を持ちたい」

という方には、純金積立はメリットが大きいでしょう。

純金積立のデメリット

純金積立のデメリットは、ずばり利回りの悪さと経費の高さです。

純金は、企業の株と違って配当金や利益そのものを生み出す訳ではありません。
あくまで世界経済の成長に応じて、基準価格が上がるものです。

世界が経済成長してインフレしていけば、物価、すなわち金の価格も上がります。

会社の株のように、その会社が革命的な商品やサービスを生み出して利益を上げ、そこから配当を支払ったり株価が上昇したりする…といった仕組みは金にはありません。

そのため、暴落時には強いものの、金そのものが生み出す利回りは、そこまで高くありません。

円安によるインフレ対策であれば、実は海外株式や海外通貨を保有していた方がずっと利回りが良いのです。

海外株式であれば、円安になればその分だけ為替による含み益が増えます。
さらに海外株式は配当金も多く、株価上昇と配当金のダブルインカムで高いリターンが狙えます。

FXトレードを利用した海外通貨であれば、円安で為替益が稼げるだけでなく、スワップ金利も貰えます。

スワップ金利についての解説はこちら。

・スワップポイント(スワップ金利)で稼ぐ方法と仕組み。実例付きで詳しく解説

詳しくは上記の記事で解説していますので、ここではザックリと解説します。

日本は政策金利が0.1%と非常に低いです。

一方、南アフリカランドは7%前後、豪ドルや米ドルは1.5%前後と高く、これらの海外通貨を保有していれば、各通貨の金利-日本の金利(0.1%)分の金利を毎日稼ぐ事ができます。これがスワップ金利です。

例えば南アフリカランドであれば 7%-0.1% = 6.9% のスワップ金利が貰えます。

日本の銀行に預けていても、利息は年0.1%しかつかないのに南アフリカランドですと年6.9%の利息がつくのです。

私は南アフリカランドに一部投資しており、年間5%~7%のスワップ金利を稼いでいます。

なぜランドを投資対象に選んだのか、下記で解説しています。

・南アフリカランドでスワップ金利を稼ぐメリット・デメリット。南アフリカランドの投資価値は?

海外通貨は金と違って、国の情勢や為替の値動きによって価値が変動しますが、金利の差によって稼げる分、金よりも長期保有による旨味があります。

金は、リーマンショックのような全世界同時不況の時は価格が倍近くまで伸びますが、暴落が無い時は利回りが悪い…というのが金のデメリットです。

また、金を保有し続けるには経費がかかります。

年間1万円の純金積立を行うと、どの会社でも年3000円前後の経費がかかります。

積立金額12万円に対して3000円の経費ですから、年間経費は2.5%ですね。

先進国株式にバランス良く投資出来る『ニッセイ外国株式インデックス』の経費が年0.2%ですから、純金積立の経費がいかに高いか分かりますね。

まとめ:金は利回りは悪いけれどローリスク・ローリターンな商品です

金は、数千年前から世界でその価値が認められている金属です。

今後、世界経済が発展していけば、金の需要はますます増えていきます。

工業製品や装飾品、そして代替通貨としての役割は決して無くなりませんので、守りの資産として保有しておくのも悪くありませんね。

私はまだ20代後半なので、利回り年10%を目指したアクティブなポートフォリオを組んでいますが、40代、50代と人生の後半に差し掛かったら、金を保有をしようかな…と考えています。

私の年10%の利回りを狙う投資手法はこちら。

・先進国株式インデックス+南アフリカランドの投資で年利回り10%を目指そう

金の購入は、今なら田中貴金属といったメジャーな会社はもちろん、楽天証券やSBI証券といったネット証券会社でも購入が出来ますので、金に興味のある方は気軽に積立ててみましょう。







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