どうも! ゼウスGです。
突然ですが、いま20代・30代の人は今すぐ投資について勉強しないと、将来、お金に困る可能性があります。
いきなり「将来、お金に困るよ」と言われても困惑しますよね。
しかし、これは紛れもない事実です。
日本は先進国において最も少子高齢化が進んでおり、徐々に国のスケールが小さくなりつつあります。
それに伴って、社会保障費の負担は年々大きくなり、今や税金も年金も、何もかもが高くなってしまいました。
給料は増えていないのに、負担だけが重くなる…正直言って、生きにくい時代ですよね。
「でも、仕事をマジメに頑張っていれば、いつか報われるはず!」
と思っている方。
その考えは、資本主義&人口減少社会の日本において、最も危険な考え方です。
今回は20代・30代が投資を始めないとヤバイ理由を紹介します。
目次
資本主義はお金を運用できる人だけが得する社会です
日本はアメリカと同じく、資本主義社会です。
資本主義について学術的な解説をすると長くなるのでやりませんが、重要なのは
『資本主義ではお金をたくさん持っている人が、よりお金持ちになる』
という点です。
例えば、銀行の定期預金について考えてみましょう。
金利が高い楽天銀行の金利ですと、利息が年0.1%ですから、100万円を預けていれば1年で1000円の利息が貰えますね。
これが1000万だったらどうでしょうか?
年1万円の利息が貰えます。
1億円だったら?
年10万円ずつ増えていきますね。
極端な話、10億円持っていたら、365日何をしなくても年100万円貰えるのです。
これは0.1%という日本の超低金利で計算しているので、極端な例になっていますが、もしも先進国株式インデックス投資の平均利回りである3%~5%で運用したら、どうなるでしょうか?
1億円×5% = 500万
1億円のお金を運用すれば、仕事をしなくとも年収500万です。
半分の5000万でも年250万です。
週3回ほどバイトをして年100万ほど稼げば、年収350万に到達します。いわゆるセミリタイアが可能になりますね。
さらに、運用して得た利息を、さらに運用資金として投資をしたらどうなるでしょうか?
5000万円を例として見てみると、年5%の利回りで運用したとして、1年目の利息は250万。
それを全て次年の資産運用資金に当てると、5250万になりますね。
2年目の年利も同じく5%で運用すると、利息は…
5250万×5% = 262万5000円
なんと1年目の利息250万円より、12万5000円も増えていますね。
このように、利息を運用資金に回していくことにより、さらにお金を増やしていく仕組みを『複利』と言います。
利息で得たお金が、さらにお金を生み出す…
これが資本主義における『お金持ちが更にお金持ちになっていく』代表的な仕組みです。
10万円より100万円。100万円より1000万円持っている人の方が、同じ5%の利回りで運用するとしたら、お金が増えていくスピードは1000万円の人が一番早いですよね。
ちなみに、複利は利息がつく借金にも適応されます。
借金の場合はマイナスの利息になるので、借金額が多ければ多いほど、利息が膨れ上がり、返す額は雪だるま式に増えていきます。
お金に余裕が無くてキャッシングを利用している人は、ますます貧しくなっていき、お金を資産運用に回せる余裕のある人が、ますますお金持ちになっていく。
厳しい話ですが、これが資本主義であり、世界で格差社会が広がっている根本的原因です。
投資で稼いだお金にかかる税金はめちゃくちゃ安い
おまけに、配当金や株式売買、FXトレードで得た利益の税金は『一律20% + 分離課税』と優遇されています。
もしビジネスや給料で1億円稼いだら、所得税(最大45%)や住民税(10%)がかけられ、おおよそ40%~50%、1億円なら5000万の税金がかけられて、手取りは半分の5000万になってしまいます。
▼ 所得税の速算表(平成27年分以降)
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
労働をして一気に1億円稼いでも、半分も国に持っていかれるのです!
それが配当金や株式売買、FXトレードといった投資での収入ですと、同じく1億稼いでも、たった20%の2000万の税金で済むのです。
つまるところ、一所懸命、働いて稼ぐよりも、株やFXトレードで資産を2倍、3倍にした方が効率的にお金持ちになれるのです。
お金がお金を生み出す上に、税金まで優遇されているのですから、お金持ちは笑いが止まらないですよね。
この不公平で格差を肯定するようなルールに賛否両論はあれど、資本主義は歴史上、最も長く続いている社会体制です。
恐らく、私達が死ぬまでの間に、資本主義社会が大きく変わることは無いでしょう。
だからこそ、資本主義で生き抜くための基礎知識である『投資・資産運用』について勉強する必要があるのです。
アメリカでは学校で金融教育をしているのに、日本では一切教育していない
「でも、投資は危ないもの…ってイメージがある」
「ギャンブルみたいなものでしょう?」
「大損する危険があるから、やっぱり貯金が一番!」
日本では、こういった投資に対してネガティブな意見が多いですね。
それも仕方ありません。
日本は「バブル崩壊」というネガティブインパクトがありましたからね。
バブル崩壊時、これまでずっと右肩上がりと思われてきた土地の値段が崩れ、それに伴って日本の株価も低下。
アベノミクスでようやく日経平均株価は2万円前後まで戻しましたが、それでもバブル時の日経平均株価3万円台には届いていません。
バブル時代に思い切って株や土地に投資して、バブル崩壊と共に大損して破滅した人は大勢いましたし、大きなニュースにもなりました。
▼ 日経平均株価の長期チャート
バブル期の1989年を頂点に、下落と横ばいが続いていますね。
これでは投資する気も起きません…。
この悲惨な記憶があるからこそ、バブル崩壊を経験した親世代は『投資=危険』と認識している人が多いのです。
しかし、冷静に見てみると、確かに日本の株価はバブル崩壊で痛手を負いましたが、先進国株式や全世界株式のチャートは右肩上がりで成長しています。
アメリカのダウ平均株価に至っては、100年に一度の大暴落と言われたリーマンショックがあったものの、4年で株価は回復しています。
つまるところ、日本株だけに投資をしていたなら『投資=危険』というのも分かるのですが、全世界に投資をしていたら、時間の経過(世界の経済成長)にともなって利益は増えていたのです。
ところが、日本ではバブル崩壊の後遺症から『投資=危険』という認識が刷り込まれてしまい、まともに投資や金融教育をする流れは作られませんでした。
アメリカやヨーロッパなどの先進国では、金融教育が盛んです。
中学・高校から資産運用やお金の仕組み、流れを叩き込み、資本主義のルールを学びます。
そのため、欧米の人々は投資に対して知識が深く、お金に対して正しい知識があるので、ビジネスにおいてチャレンジを恐れません。
ベンチャー企業が次々と誕生してイノベーションを生み出しています。
日本は
・真面目にコツコツ頑張るのが一番
・根性と気合が大事
・貯金が一番。楽して儲けようなんて考えるな
といった教育がメインの流れとしてあるので、投資・金融教育という面で見れば発展途上国レベルです。
日本株の取引を行っているうち60%が外国人投資家という比率ですから、いかに日本人が投資をしないか、投資に対して興味が無いか良く分かりますね。
今までは、投資なんてしなくても貯金で対応していく事が出来ました。
しかし、今後は生まれ持っての資産家でない限り、投資をしていかないと負け組に転落する恐れが出てくるのです。
日本社会のヤバさは少子高齢化にある!投資をして資産を守らないと奪われ続けます
日本の一番ヤバイところは、少子高齢化です。
人口が減るだけなら、国のスケールを徐々に小さくしていけば良いのですが、働き手である労働人口が減って、年金を受け取って働かない非労働人口である老人が増えていくのですから、政府の負債はどんどん増えていきます。
年金は、私達の世代はもはや雀の涙くらいしか貰えない…と言われていますが、少子高齢化が進んでいるなら、それも当然ですね。
年金は若い世代から徴収したお金で老人世代を支えるシステムなので、支え手である若者が少なくなれば、そもそものシステムが破綻します。
年金だけでなく、国民健康保険も年々、負担を増しています。老人は健康保険が安く、医療費は1割負担ですからね(若者は3割負担)。
お金のかかる医療ですら老人優遇なのですから、お金が空から降ってこない限り、破綻するのは目に見えています。
少子高齢化対策として移民政策も議論されていますが、治安悪化が懸念されます。
移民・難民受け入れを行ったドイツがどうなったか、皆さんご存知のはずです。
さらに言えば、移民も日本を選ばないという流れがあります。
日本は、かつては賃金も高く憧れの地でしたが、今や中国の方が賃金が高く、移民するなら中国や世界標準言語である英語が通じるアメリカ…といったトレンドが主です。
このように、日本はあらゆる面で逆風が吹いており、その逆風に一番晒されるのが、私達20代30代なのです。
お金をただ銀行に預けているだけでは、間に合わなくなる可能性があります。
年金がほとんど貰えないとなると、老後は自身の資産だけでやりくりしなければなりませんし、今後も確実に「増税」はやってくるので、銀行預金の0.1%の利息では負担増に追いつかないのです。
こんな状況ですから、20代30代のうちに投資を勉強・実戦することで、お金を増やしていく知識をしっかり学び資産防衛をする必要がある、という訳です。
世界経済の成長に投資しよう
投資をするといっても、例えば日本株だけに投資したり、一部の個別株に投資するのはオススメ出来ません。
1つの国、1つの企業の株だけに投資をすると、その国や企業がコケた時に大きく損失を出してしまう可能性があります。
安全かつ年3%~5%のリターンを得るなら、全世界にまんべんなく投資して、世界経済の成長と共に成長するポートフォリオを作るべきです。
そこでオススメなのが投資信託を使った先進国株式インデックス投資です。
投資信託とは、手数料を年0.2%~0.6%ほど払う事で、投資を代行してくれる金融商品です。
手数料が安く、積立投資やインデックス投資と呼ばれる分散投資にも対応しているので、初心者にぴったりの金融商品です。
私が利用しているニッセイ外国株式インデックスを例にあげてみますと、この商品に投資をするだけで、アメリカを始めとする先進国の株式にまんべんなく投資をすることが出来ます。
期待できる年間利回りは5%~7%と高く、世界経済の成長と値動きがリンクしているといっても過言ではありません。
世界をリードする先進国全体の株式に投資するので、これ1つで世界に投資が出来ます。
積立設定も出来るので、手間無くドルコスト平均法で買付けをしていく事が可能です。
ただ、問題点としては、基本的にインデックス投資は「放ったらかし」「自動積立」「長期運用」が基本になるので、これだけですと投資や相場に対する知識・経験がつかない事です。
また今後10年~20年で台頭してくるであろう途上国への投資も含まれていないため、年間利回りは5%前後がベースになるだろう…という点も懸念点です。
手元に5000万~1億円あるなら年5%でも良いのですが、そこまで投資資金が無い場合は、やはり年10%以上を狙っていきたいですね。
年10%の運用を複利で7年続ければ、運用資金は2倍になります。
単利ですと10年かかるのに、複利なら7年。これが複利の強い所です。
そこで、投資歴10年・資産6000万超の私が実戦している、リスクを抑えつつ年10%の利回りを狙う投資スタイルは、下記の『先進国株式+南アフリカランド』という手法です。
・先進国株式インデックス+南アフリカランドの投資で年利回り10%を目指そう
ハイリスク・ハイリターンの投資をしたいなら海外FX口座を使ったFXトレードがオススメです
「FXを利用して、もっと積極的に資産を増やしたい!」
「デイトレードやスイングトレードで稼ぎたい!」
という方は、海外FX口座を使ったFXトレードをオススメします。
海外FX口座は、最大888倍のレバレッジをかけてトレードをする『ハイレバレッジ・トレード』が出来るので、僅かな為替の値動きで、資産を2倍、3倍にする事が可能です。
もちろん、レバレッジを大きくすればするほど、損失が増えるリスクも大きくなるので、資金管理をしっかり行う必要があります。
下記の記事にて、海外FXの稼ぎ方を具体的に解説しています。
・海外FX『XM』のハイレバレッジ取引で1日100万稼ぎました。その手法とトレード画面を公開
FXについて全く知識が無い方は下記の記事をどうぞ。
まとめ:衰退する日本で生き延びる為にも世界経済に投資をしよう
日本はこれまで上り調子だったのですが、今や下り階段を少しずつ降りている状態です。
治安と清潔さ、キレイな水など魅力的なところはたくさんありますが、少子高齢化&賃金デフレという課題を抱え、経済が現在進行形で落ち込んでいるのが現実です。
いま上り調子の中国人が、日本に来て
「日本は90年代から、まったく進歩していない。電子マネーも全然普及しておらず、未だに現金主義で驚いてしまった!」
という感想を述べた…なんて話も聞きます。
貯金しかしないという事は、すべての資産を「日本円」に投資しているも同然です。
景気が良くならず、銀行金利がずっと低いままの日本円を持っていても、お金は増えていきません。
ぜひ投資の知識を学んで『世界経済に投資する』という選択肢を得て、大切な資産を守り、将来お金で困らないようしっかり資産運用をしていきましょう。
関連記事
通貨トレードに必須のFX。その仕組を分かりやすく解説しています。
投資において必須スキルとも言えるドルコスト平均法について1から解説しています。