トルコリラでスワップ金利を狙うメリット・デメリットを解説。スワップ金利10%は魅力的だがリスクも大きい

スワップ金利で稼ぐ手法において、私が推しているのは南アフリカランド通貨ですが、南アフリカと同じくらい政策金利が高く、スワップ金利を稼げる通貨があります。

それが、トルコリラです。

トルコリラは、EUと中東の間に位置する国トルコの通貨です。

▼トルコの場所

トルコは、ISIS(イスラム国)のテロ問題や、難民問題でお馴染みのシリアに隣接しており、おまけにシリアでアメリカと代理戦争を行うロシアとも敵対しているという、非常に混沌とした情勢に置かれています。

経済的には、人口増加率も高く、先進国であるEU各国との交渉も積極的に行い、蜜月関係を結べるという好条件が揃っているのですが、いかんせんシリア問題が足を引っ張っています。

シリアの治安悪化と混乱は、未だに収まる気配もなく、依然としてトルコへの足かせとなっています。

トルコリラのチャートを見れば分かる通り、情勢悪化によってトルコリラのレートは非常に安い値段になっています。

▼トルコリラ/円 レート

この状況を見て

「トルコに投資なんてとんでもない!」

という投資家もいれば

「シリアで混乱している今が最安値。GDP伸び率も悪くないし10年後に輝く」

という投資家もいます。

今回は、そんなトルコリラでスワップ金利を稼ぐメリット・デメリットを私の意見と合わせて紹介します。


トルコリラのスワップ金利は10%前後と非常に高い

まずは、いちばん重要なスワップ金利について見てみましょう。

トルコリラのスワップ金利は、どのFX業者で見ても「10%前後」と非常に高いです。

南アフリカランドが7%~8%ですから、南アフリカよりリスクが高いと見なされているようです。

それも致し方ありません。

なぜなら、2014年頃からシリア問題と難民問題が表面化し、ロシアとトルコが「あわや戦争か!?」というレベルの一触即発なイベントが相次いだからです。

トルコリラは瞬く間に売られて、2017年には、いよいよ最安値を更新してしまいました。

2008年には1トルコリラ80円だったのが、今や30円にタッチしています。

10年で半額セール以下です。

ただ、スワップ金利が10%×10年=100%なので、実際は資産がそのまま半額になっている訳ではありません。

価値が下がっても、長期保有&スワップポイントで含み損を緩和出来るのは、高金利通貨の利点ですね。

というか、この金利が無かったら、誰もトルコリラを買わないですよね。
ロシアにISISと強烈な敵が多いですし、味方のEUはイギリスの離脱でもうぐちゃぐちゃ。

トルコ国内はテロの標的になったり難民がなだれ込んだりで、向こう10年、明るい未来が見えてきません。

その代わり、スワップ金利が高いですから、投資家にとってはハイリスク・ハイリターンな通貨になっているのです。

シンプルに考えると『トルコの情勢が、向こう数年でこれ以上悪化するか否か』のギャンブルになります。

難しいところですね。

トルコリラに投資するメリット

「トルコリラを持っていれば、スワップ金利が10%得られる」

これだけです。

仮に今が最安値、トルコリラの価格が底の底であり、上下しながらも5年後も同じ価格で落ち着いていれば、スワップ金利10%をまるまる貰えるので、年利10%達成です。

レバレッジ2倍でポジションを建てていれば、年利20%ですよ。

5年で100%。軍資金は2倍になります。

仮にトルコの情勢が安定し、トルコリラの価格が買値より上がっていれば、それに加えて売却益まで稼げます。

スワップ金利とあわせて非常にハイリターンな投資になるでしょう。

このハイリターンこそ、トルコリラをはじめとした高スワップ金利に投資する醍醐味ですね。

トルコリラに投資するデメリット

一人あたりのGDPが増加しており、EUと密接な関係にあるトルコがデフォルトする…という事は考えにくいですが、5年後、10年後も依然としてシリア情勢が足を引っ張っている可能性があります。

シリア情勢が長引けば長引くほど、トルコリラの価値は落ちていくでしょう。

戦争に巻き込まれるリスクの高い国の通貨を買いたい人はいませんからね。

シリア情勢がこんなにもグダグダな状況になっている原因は、ロシアとアメリカの代理戦争にあります。

シリアは中東において、非常に重要な位置にあり、アメリカもロシアも影響力を持っておきたいので、あれこれ手を出しています。

アメリカはEU・トルコと協力し、反政府軍を支援。
一方ロシア、イラン、北朝鮮はアサド政府軍を支援しています。

ただし、トルコは反政府軍に参加したクルド人とは仲が悪いです。クルド人はトルコから独立したがっていますが、トルコはそれを良しとしていません。

そのため、反政府軍も一枚岩では無く、そのスキをロシアに突かれています。

さらに、シリアをめちゃくちゃにしているヨーロッパに対して敵意を出し、過激化したISIS(イスラム国)が台頭するなど、戦国時代さながらの混乱っぷりです。

このシリア問題が終わらない限り、トルコおよびトルコリラに春は来ないのでは無いか…というのが投資家の目線です。

トルコリラに投資すべきか否か、私の見解

そんなトルコリラに投資すべきか否かは、正直、微妙なところです。

スワップ金利10%は非常に魅力的ですが、トルコリラは今が底値かというと、何とも言えません。

経済発展と情勢悪化が同時進行で進んでいるため、判断に難しいと言えるでしょう。

私の見解では、人口増加しておりGDPが成長している点がまず1点目の希望。

そして、ドイツをはじめEUの先進国では少子高齢化が進んでいるため、トルコとEUの蜜月関係は続く…というのが2点目の希望。

地政学リスクを考えても、スワップ金利10%は大きい…というのが3点目。

以上3点から、投資する価値はあると思います。

ただ、同じリスクを背負うなら、私は南アフリカランドに投資します。

南アフリカはトルコよりも発展が進んでいませんが、中国・米国の大型投資によってGDPは右肩上がりです。

海に面しているので、地政学リスクも低く、教育レベルも高いため将来の発展が期待できます。

南アフリカの発展については、下記の記事を参考にして下さい。

・南アフリカの経済発展が期待できる4つの理由

スワップ金利は7%~8%とトルコリラより低いですが、5年後、10年後に伸びているのは南アフリカランドだと私は思います。

まとめ:地政学リスクを考えてトルコリラに投資するか決めよう

スワップ金利狙いでトルコリラに投資するなら、懸念点は1にも2にもシリア情勢です。

アメリカの目があるので、さすがにロシアもトルコと戦争をすることは無いと思いますが、小競り合いや嫌がらせ合戦は今後も続くでしょう。

シリア問題は、あまりにも利害関係が複雑化し過ぎて、5年やそこらでは落ち着かないと思います。

その時、トルコがうまく立ち回って国としての成長を維持できるか否かが、トルコリラの価値を左右するでしょう。

トルコは、EUに対して難民流入の壁になることをカードにして交渉したり、賢い立ち回りが出来る国なので、もしかしたらリベラルが行き過ぎて歩調が崩れているEUを取って食う可能性も、なきにしもあらずですよ。

スワップ金利10%に目がくらんで一括投資をする、レバレッジ3倍以上でポジションを持つ等の冒険は、やめておいた方が無難ですよ。

『ドルコスト平均法』で積立投資をするなどして、リスクをおさえながらスワップ金利を狙いましょう。

私は南アフリカランドの方がリターン率が良い…と予想していますけどね。トルコリラはちょっと買いでも売りでもポジションを持つ勇気は無いです。

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・先進国株式インデックス+南アフリカランドの投資で年利回り10%を目指そう

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