原油価格が下落すると円高ドル安になる理由。原油が落ちたらリスクオフを意識しよう

どうも!ゼウスGです。

FXにおいて、ファンダメンタルズ分析の材料の1つになるのが原油価格です。

原油とは、油井からくみ上げた石油で、精製すると様々なエネルギー資源になります。

原油は、油田を掘り起こすことで手に入るのですが、油田の多くはサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)といった中東諸国にあり、原油の消費量が大きい国は、これら油田産出国から輸入しています。

世界で一番、原油消費が激しいのがアメリカで、自国でもシェールガスを採掘していながらも生産量より消費量のほうが大きいため、原油を輸入しています。

原油は飛行機から戦闘機、兵器に至るまであらゆる物のエネルギーになりますからね。

経済大国であり世界一の軍事力を持つアメリカが一番の消費国になるのは当然と言えます。

そんな原油価格は、かつて1バレル80~100ドルという水準で動いていました。

昨今は原油に代わるシェールガスの影響によって、価格競争が起こり30ドル~50ドルのレンジで動いています。

2016年1月に、1バレル30ドル近くまで安くなっています。

今までライバルとなる資源が無かった原油ですが、シェールガス革命によって大幅にレンジが変わりましたね。

サウジアラビアをはじめとした中東の産油国は、原油価格よりシェールガスを採掘するコストのほうが安い…となってしまうと商売あがったりなので、原油を増産して価格をシェールガス採掘コストより安くしてやろう、という思惑があり、昨今の原油価格低下につながっているのです。

さて、そんな原油価格ですが、FXトレードをするにおいて1つの指標になります。特にドル円のトレードでは大きくトレンドに影響するケースも多いです。

原油価格は、中東諸国とアメリカ、そしてアメリカと敵対するロシアとの複雑な利害関係によって動くので、読み解くのは非常に難しいです。

ですから、私はFXにおいて原油価格はシンプルに見ています。

簡単に言うと『原油価格が低下すると、同時にリスクオフが起こりやすい』というファンダメンタルズを知っておけば良いでしょう。


原油価格の低下がアメリカ株安と円高につながる理由

私はドル円のトレードがメインなので、ドル円と原油の価格をメインに解説しますね。

さて、原油価格が低下すると、なぜ円高ドル安になるのか?
そこには投資家の不安が隠されているからです。

原油価格が低下するケースは、基本的に需給面によって起こるケースが多いですが、株価低下と共に起こる原油価格の低下は、ドル円の為替に大きく影響を与えます。

原油価格が低下するということは、すなわち将来の需要が不透明――

つまり「経済の見通しが悪いのではないか? インフレ率が悪化して不景気(デフレ)になるのでは?」と投資家は予想するので、リスク回避の円買いドル売りにトレンドが流れるのです。

株価が落ちるのが先か、原油価格が落ちるのが先か、これはタイムラグがあるので一概にどっちが先とは言えませんが、原油安はリスクオフ(投資家がリスクを避けるトレンド)の始まりの合図になるケースが多いです。

原油安によって打撃を受けるのは、もちろん原油を売っている中東産油国ですが、同時に世界最大の原油消費国であり、シェールガス産油国でもあるアメリカの経済への打撃にも成りえます。

原油は、自動車、飛行機、軍事といった比較的、経済において大きい分野で必要とされる資源ですから、

原油価格が低下する = 需要が低下 = 米経済が落ち込む

といった連想が起こるのです。

ここに、米利上げなどの政治的な動きが加わると、リスクオフはさらに加速します。

「原油の需要が弱まっているのに、インフレ率を押し下げる利上げなんかして大丈夫なの?」という不安が投資家の間に広がるのですね。

原油を輸入しなければいけない日本においては、原油価格低下は有利になりますが、世界の投資家は「リスクオフの時は円を買う」という慣習があるので、円高になり日本経済には良くありません。

さておき、FXでは原油価格低下=リスクオフの始まり=円高トレンド開始、という風に見ておきましょう。

OPEC関連のニュースは必ずチェックしておこう

原油価格のニュースで、FX初心者が知っておくべきことは1つ。

OPEC(石油輸出国機構)の減産合意です。

OPECとは、サウジアラビアやイランをはじめとする中東産油国のカルテル(集まり)で、原油の供給量をどうするか定期的に会議をしています。

原油は、油田から取れるので、一気に取ろうと思えばガンガン採掘出来ます。
逆に、採掘速度を落とせば、簡単に原油の採掘量は減らせます。

この調整によって、世界の原油価格が決まるので、OPECの減産合意が上手くいくか否かは、為替および世界経済にとって非常に重要なポイントになるのです。

アメリカのシェールガス革命以降、OPECはアメリカのシェールガスにとって食われないように増産を続け、原油価格を落として競争に買ってきました。

しかし、さすがに原油価格が1バレル30~40ドルまで低下すると、産油国も経済的に落ち込んでしまいます。

産油国は、基本的に産油を輸出することで稼いでいますからね。

売り物が値下げとなれば、財布事情も厳しくなるのです。

そこで、原油を減産して供給量を減らして、原油価格を少し上げていこう…という減産の会議が定期的に行われています。

しかし、OPECに参加している中東諸国の間でも、利害関係はあります。

せっかく減産しよう! とリーダーであるサウジアラビアが主張しても、例えばイランなどが「嫌だね」と言えば、減産計画はまとまらず、原油価格は落ち込んだままになります。

このOPECによる減産合意が上手くいった場合は、投資家は安心して『円安・ドル高』トレンドを形成します。

逆に減産合意が上手くいかなかった場合、リスクオフとなり『円高・ドル安』トレンドになります。

原油価格は、ハイイールド債と呼ばれるハイリスク・ハイリターンの金融商品にも組み込まれていたり、サウジとイランの関係によって動いたり、非常に複雑な利害が絡んでいます。

ドル円のトレードにおいては『アメリカ経済にどう影響を与えるのか?』という目線で見ておけば良いでしょう。

アメリカ経済にプラスなら円安ドル高、マイナスなら円高ドル安トレンドになりますよ。

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