「投資を始めてみたい」
「なるべく手間をかけずに資産運用をしたい」
という投資初心者の方に、最もオススメなのがインデックス投資です。
インデックス投資という言葉を、聞いたことがある方も無い方も、両方いると思います。マネー雑誌などでは、しばしば特集されていますね。
しかし、
・インデックス投資はどういう仕組なのか?
・どうすれば始められるのか?
・年間いくら儲かるのか?
分からない事もたくさんあると思います。
そこで、今回はインデックス投資の仕組みと、なぜインデックス投資が長期投資におすすめなのか、私の意見も交えて紹介します。
目次
インデックス投資は市場全体に投資する手法です
インデックス投資とは、特定の市場そのものに投資する方法です。
通常、投資というと
「トヨタの株を買う」
「マイクロソフトの株を買う」
「日本国債を買う」
など、個別に自分で選んだ株・債権に投資する『個別投資』が一番スタンダードですが、インデックス投資は個別投資とは真逆で『市場そのもの』にお金を投資します。
日本株式連動のインデックスに投資するなら、TOPIXや日経平均株価。
ダウ平均株価連動のインデックスに投資するなら、ダウ平均株価。
これらの市場と連動して資産が増減します。
言うなれば
『日本株式300~500銘柄に幅広く投資する』
『ダウ30に選ばれている企業の株式にまんべんなく投資する』
といったイメージです。
個別投資と違い、市場全体に投資するので、例えば市場に上場している1つの会社が倒産しても損害は小さくなります。
逆に言えば、1社が驚くべき業績を出して株価が2倍になっても、インデックス投資の価格も2倍になる…という訳ではありません。
市場全体に分散投資することで、1社1社の株価の上下ではなく、市場全体が成長することで少しずつ資産を増やしていくのがインデックス投資です。
インデックス投資は、組み合わせにも寄りますが、概ね市場の平均値に沿って値段が動くので、世界経済が成長し続けている昨今、年間5%前後の利回りが期待出来ます。
インデックス投資の始め方。投資信託という商品を買えばOKです
インデックス投資を始める方法は、至って簡単です。
証券会社の口座を開き、そこで投資信託を買い付ければ、あなたも今日からインデックス投資家です。
投資信託とは、私達の代わりに証券会社の人が、市場の値動きに沿って動くよう運用してくれる代行業のようなものです。
もし個人が自分の力でインデックス投資をしよう!となったら、非常に大変ですし豊富な資金が必要になります。
300銘柄~500銘柄にバランス良く投資するのは、かなりの手間と手数料がかかりますよね。
ダウ平均株価であれば30種類なので、自分でもやれなくはないですが、手間を考えると投資信託の方が楽です。
投資信託には様々な商品があり、それぞれ特色があります。
代表的な投資信託ではニッセイ外国株式インデックスファンドなどがあります。
外国株式と書かれていますが、実際は先進国株中心なので、先進国株式インデックス商品となります。
MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)というチャートと連動したインデックス商品です。
MSCIコクサイ・インデックスとは、日本を除く主先進国株の全体の市場の値動きです。
デフレである日本を除いた株式市場と連動するので、これ1つで世界経済の成長に投資出来ます。
MSCIコクサイインデックスの構成国の比率など、詳細は下記の記事で書いています。
・MSCIコクサイインデックスとは?構成される国と割合を解説
私もニッセイ外国株式インデックスを保有しており、少しずつですがプラスの利回りを出してくれています。
MSCIコクサイ・インデックスは、リーマンショックを含めても、30年間平均利回りは8%と高く、仮に暴落を挟んでも10年以上保有すれば年3~5%前後の利回りを得られます。
MSCIコクサイ・インデックスのチャートはYahooで見ることが出来ます。10年チャートで眺めてみると、世界経済の成長がよく分かると思います。
年間利回り平均はこちらに載っています
・MSCI コクサイ・インデックス (KOKUSAI) (円)
2008年のリーマンショックで、価格が半減しましたが、その後、2014年に持ち直して、それからは値上がりしている事が見て取れますね。
2008年リーマンショック前から2017年までの9年間保有していた場合、年間利回りは3%です。
15年なら年率6・8%。
暴落直後に投げてしまえば大損でしたが、それから8年~10年保有していればプラスになっています。
株式市場というものはずっと右肩上がりではなく、バブルと暴落を繰り返して成長しているので、10年以下の短期売買ですとマイナスで終わる可能性もあります。
しかし、インデックス投資は、個別株に比べるとローリスク・ローリターンな投資と言えるでしょう。
個別株は、その会社が倒産したり、縮小してしまえば一気に価値が下がってしまいますからね。
大企業で安泰と呼ばれていた、東京電力や東芝の株価がどうなったか? 考えれば個別株のリスクがよく分かると思います。
今後、資本主義が終わらない限り、世界経済は発展していくので、初心者にオススメの投資信託です。
投資信託の安全性について
「他人に任せるなんて、大丈夫なの? 投資信託が破産したらどうなる?」
と不安に思う方も多いかもしれません。
安心してください。
投資信託は、金融庁によって保護された金融商品であり、仮に運用会社や販売会社が潰れても、全額保護されます。
投資信託の安全性については、下記の投資信託協会のホームページに分かりやすく書かれています。
投資信託の手数料について
投資信託は手数料がかかります。
ただし、基本的に手数料は年1%以下(ニッセイ外国株式インデックスなら0.2%)です。
年間利回り3%なら、0.2%引かれて年間利回り2.8%になります。
購入時の手数料は、ノーロードの投資信託であれば無料です。
購入手数料がかからない投資信託をノーロード投信と呼び、基本的にノーロード投信を買っておけば余計なお金はかからず、最安値でインデックス投資が出来ます。
購入手数料が無料なので、毎月コツコツと積み立てる事が出来ます。
500円から積み立てる事が出来るので、少額から投資をはじめられるという点でも、非常に初心者向けの投資と言えるでしょう。
インデックス投資信託を購入したら、あとは積み立てるなり、都度、追加購入をしたりして放置しておくだけです。
ニッセイ外国株式インデックスであれば、コクサイ・インデックスのチャートと連動して値動きします。
売却はいつでも出来ますが、基本的に長期運用を目指して、なるべく解約しないようにしましょう。
リーマンショックなどの暴落でない限り、短期間で上下する事がないため、長くコツコツと育てていく事が大切です。
インデックス投資の弱点は長期投資が前提であること
インデックス投資にも弱点はあります。
それは長期投資が前提という事です。
個別株やFXであれば、1年で20%、30%、場合によっては100%の利回りを出す事も出来ますが、インデックス投資は市場に連動しているので、市場の平均値以上の利回りは出せません。
それだけリスクが低く初心者向け…という事なのですが、元本が少なく、早く資産を作りたい! という方は、FXトレードなども組み合わせて、積極的にリスクを取った取引を行い、短期売買で資産を増やしていくことをオススメします。
手元に1億円あれば、利回り5%でも年間500万ずつ増えますが、100万円しかなければ5万円ずつしか増えず、いつまでたってもお金持ちにはなれません。
不労所得によるセミリタイアや、将来の年金代わりになる資産を作りたいという目的があるなら、ある程度のリスクは取ってハイリターンを狙い、資産を増やしていきましょう。
私は資産の50%をニッセイ外国株式インデックス。30%をFX資金。20%を現金で保有しています。
今は資産が4000万ほどあるので、インデックス投資の比率を高めていますが、昔はFXに回している資金が70%でした。
短期間で資産を2倍3倍に増やしたいなら、インデックス投資よりもレバレッジ取引が出来るFXに資金を回して、で積極的にトレードしていくのがベストだと思います。
FXについて、仕組みや稼ぎ方を下記で紹介しています。参考にして下さい。
まとめ:インデックス投資は初心者向けのローリスク・ローリターン投資です
投資初心者の方は、いきなり個別株や優待狙いといったリスクの高い投資をするのではなく、インデックス投資から始めるのがベストだと思います。
ローリスク・ローリターンですが、手間もかからず、放ったらかしにしておけばいいので楽チンです。
もっと早く稼ぎたい、リスクを取ってでも資産を倍にしたい、というのであれば、FXトレードを勉強して積極的にFXによる資産運用をしましょう。
私がオススメするFX口座
FX取引を始めるには、FX口座を開設する必要があります。 私がオススメするFX口座はDMM FX

DMM FXは国内人気No1のFX口座で、DMM.comが運営するFX口座です。
通貨間のスプレッドや手数料が最安で、スマホでの操作もやりやすく、初心者にオススメのFX口座です。
口座開設も5分で出来るので、ぜひDMM FXでFXデビューをしてみましょう。
今ならキャンペーンでキャッシュバックも貰えてお得ですよ。
DMM FX 口座開設はこちら
